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介護士の心構え「介護の専門性その3は、見届ける責任」

お金をもらって介護という仕事をするのに必要な心構えを考えているシリーズです。最後は「見届ける」ということ。一体何を見届けるのでしょうか。

商品は「自分」
お店に並んでいる商品は、お金を出せば買えます。そして自分の好きな物だけを買う事が出来ます。福袋の様なものでない限り…。これと同様に、介護を受ける方もお金を払います。そして、サービスを「買う」のです。その商品は、介護スタッフ皆同様に「自分」です。でも、介護を受ける方は、自分の好きなサービスだけを買う事が出来ない場合の方が多いでしょう。それで良いのでしょうか。

自分が居ない時の生活も見届ける
チームとして働くのですから、自分がいなくてもまわっていく介護環境とならなければなりません。この時、自分以外のスタッフに、安心して介護を任せる事が出来るかどうかというのは大きな壁になります。特に、新任スタッフはそうでしょう。少しでも、入居者の事を考えていないんじゃないか…という様な先輩がチーム内にいると、途端に心配になります。また、自分が良かれと思ってしたケアに対し「なんでそんな余計な事をするの!昔からウチはそんな事はしていない!」と言われてしまうと、もう何も出来ません。それでも、プロとして介護に携わるのですから、その方の生活を支えなければならないのです。つまり、自分が居ない時であってもその方の生活を見届ける必要があるのですね。訳の解らない先輩や同僚、そして上司、或いは管理者も大勢いるでしょう。その中でも見届けていくためには、実は良いリーダーとめぐり合う事が大切なのですが、ここではそれは省略します。

最期を見届ける
そして当然ながら、人間だれしも死を迎えますので、一番最期は死を見届ける必要があります。もちろん病院で亡くなる方もいらっしゃいますから、病院まで駆けつけて…というのではありません。ではどうやって死を見届けますか?ご遺体をみてみましょう。髪の毛がボサボサだったり、手のひらの中がグチュグチュになっていたり、手足が拘縮して曲がってしまっていたり…。ご遺体は、嘘をつきません。どの様な介護を受けてきたかという回答がそこに現れています。ですから、ご遺体をみて、満足できる姿だとしたら、自分達の行ってきた介護が、一定の専門性をもって行えてきた事の証となるでしょう。