求人詳細

ケアマネージャーは、社会資源を上手に活用し、また開発する必要がある

ケアマネージャーの仕事は?
では、ケアマネージャーの仕事を具体的にみていきましょう。自立に向けた支援を行うためには、利用者一人ひとりの疾患ではなく、生活の全体像に目を留めなければなりません。生活とは、その人を取り巻く環境や人間関係の中で成立していくものですから、疾患や身体機能に対する「介護」サービスだけを利用していたとしても、生活全体はよくならないのです。つまり、生活環境や家族・友人などの人間関係を把握する必要がありますし、更には、介護保険サービスだけではなく、地域における様々な社会資源、例えば病院や教育施設、また社会福祉に関する法令や条例等、他にも介護支援専門員だけではなく意志や保健師など、また、家族や友人以外にも職場の同僚や隣人、ボイランティア、民生委員など、社会における多種多様なものを利用して、対象者の自立を支えていくのです。これらの社会資源は、一般的にインフォーマルサービス・フォーマルサービスなどと呼ばれます。

アセスメントの重要性
それらの社会資源をどの様に使うのでしょうか。ここで、アセスメントという言葉が出てきます。つまり「分析」です。対象者が、一体何を望んでいるのか、どの様な暮らしをおくりたいのかを把握し、それを実現させるために障害となっている物を除く、或いは助けを使って乗り越える事を考えるのです。この時、のぞいたり乗り越えたりする手段として、その方がこれまでおくってきた生活と関わりのある社会資源を活用する事が近道ですから、そのためには、その方の周りにある社会資源を知っておく事が必要です。ここには、無い物は新たにつくる、という発想も必要になってきます。前述したように、対象者の今までの生活に馴染みの深い社会資源を活用する事が大切ですが、その方の抱えている問題を解決するにはそれでは不足してしまう事もあります。その様な場合、社会資源がないから諦める、というのではなく、市町村を含め関係諸機関も交えながら、地域社会において役に立つ事であれば新たにシステムをつくっていくという役割も担っているのです。

地域の中でシステムを作っていく上で重要な公平性
この様に、新たに地域の中でシステムをつくっていくには、あるルールが求められます。それは、公平性、また公益性です。透明性も必要ですよね。つまり、どこかの社長が金儲けのために始めるサービスではダメだ、という事です。介護支援専門員が求められている倫理の一つに、公平性があります。例えどこかの会社の介護支援事業所でケアマネージャーとして働いていたとしても、自分の会社の系列だけで介護サービスを提供してはならない、という事ですね。利用者にとって、一番益となる支援を考えていく訳ですから、収益だとかは二の次の話になります。当然ながら、事業として進めていくにはある程度の利益がなければ継続できませんが、それは決して不当な利益である必要はないのです。この様なルールの基に、地域社会の中でケアマネージャーは活動していく事も仕事の一つです。